2015年6月29日月曜日

エダシャク亜科のなにか?

Ant Meets Moth (Ennominae ?)

シャクガ科 Geometridae エダシャク亜科 Ennominae
開帳 5cm 強 (左側のタイル  6.7x6.7cm から推定)
昆虫には詳しくないので推定だが、そう言えばシャクトリムシ (シャクガ科の幼虫) をたまに見かけるなあ、と。
今のところ、食害を気にしなければならないほどではない。

taken on 2015-06-27 #creatures #insects #June

2015年6月28日日曜日

ユーフォルビア 'ダイアモンドフロスト'

Euphorbia 'Diamond Frost'

学名:Euphorbia hybrid 'Diamond Frost'
トウダイグサ科 Euphorbiaceae トウダイグサ属 Euphorbia
E. hypericifolia の園芸品種
テラコッタ鉢植え、西向きベランダ、冬季のみ室内、7年目。

2015-06-27 追記
春から再び屋外へ。取り込む時と同様、徒長した枝を切り詰めて。

葉の細毛と雨が作り出す水玉のリングは霧雨の時のお楽しみ。

taken on 2015-06-27 #flowers #foliage #June

2014-12-21 追記
この伸びた茎を切り詰め、窓際の日当たりへ。

taken on 2014-12-21 #Flowers #December

冬でも室内の日当たりが良ければ一年中開花するが、やはり徒長するので三分の一程度に刈り込んでから、春、外に出しています。
初年度は花壇に植えていたのだけど、12月以降の寒さに耐えられず消滅。現在あるのは、それを水挿し・挿し木で増やしたもの。発根は容易。


トウダイグサ属の花は、杯状花序 (cyathium) で雌雄異花、花弁や萼は無く、雄蕊一本、雌蕊一本、それぞれが「花」で雌花1個、雄花数個と蜜腺で構成され、装飾用総苞片が花序を囲み、花序全体が一つの花のように見える。

taken on 2014-08-21, 008-25 #flowers #euphorbia #August

2015年6月26日金曜日

シロタエギク 'シリウス' / ダスティーミラー・シリウス 花・奇形花

Cirrus Dusty miller (flowers, fasciated flowers)

学名:Senecio cineraria 'Cirrus'
キク科 Asteraceae キオン属 Senecio
ルーフバルコニー、陶器鉢植え、降りポット、3年。
昨年まで花が咲いたかどうかの記憶が無いのだが。。。
黄色い舌状花・筒状花とも黄色い花弁に黄色い蕊、いかにもキク科らしい花で、同属の 'シルバーダスト' (S. cineraria 'Silver Dust')(#1) とは葉の形状が違うのみかと思いきや
'シリウス' の方が舌状花の花弁が太く7〜9枚 (#2)、'シルバーダスト' は12枚で華奢なせいか筒状可が目立つ。


良く見ると、蕾を見ると分かり易いが、小花の並んだ隙間にも葉を覆う細毛と同じような毛が生え、また、それとは異質な真っ直ぐで長い毛 (鱗片) も見られる。

taken on 2015-06-20 #buds #flowers #foliage #June








通常の葉は縁に切れ込みのある卵形 (右手前) だが、花軸に付く葉は切れ込みの深い 'シルバーダスト' の葉のようになります(左上奥)。

一般名ダスティーミラー (Dusty miller) は、S. cineraria 全体に与えられた呼称で、同属の 'シリウス'('Cirrus'), 'シルバーダスト'('Silver Dust') の他に 'シルバーレース'('Silver Lace') もある。







新葉 (Yoing leaves) taken on 2012-07-12















#1:シロタエギク 'シルバーダスト' (白妙菊) の花と蕾 (2014)
  Flowers and Buds of Dusty Miller
  http://achromaticjp.blogspot.jp/2014/05/blog-post_716.html

#2:舌状花の数が一定でないのは、この花序全体に異常が見られるせいかもしれない。

左は帯化 (たいか、Fasciation) した花。写真1の下部、中央やや左寄りに上から見たところが写っている。
下の写真では、小花 (舌状花と筒状花) の子房が集まっている総苞に守られた部分から別の花序が出ている。奇形ながら開花時には舌状花も筒状花もあったのだが、害虫に食われてしまったようだ。

帯化・奇形化の要因は、ホルモン異常や遺伝的な何か、細菌・ウイルス感染や虫・ダニなどによる傷害などがあるらしいが、この花の場合は後者である可能性が高いので、他の鉢への影響を考えて、この撮影の後、強剪定を実施。

taken on 2015-06-22, 06-25 #flowers #fasciation


2015年6月23日火曜日

オレガノ・パゴダベル

Oregano 'Pagoda Bell'

観賞用花オレガノ (Ornamental Oregano)
シソ科 Labiatae ハナハッカ属 Origanum

ルーフバルコニー、テラコッタ鉢植え、4年目

2016-06-20 追記
ようやく開花です。
花が咲き始める前に鉢を日向に移動したので、花弁よりも苞葉の方が濃いぐらいの菖蒲色(あやめいろ) に色付いています。上の苞と重なる部分は日が当たらないので緑白色のままなのが分かりますね。


油点はあまり多くは無いようですが、葉の縁の方に顕著です。茎・葉のには毛が生えていますが、葉の裏面は葉脈上に見られる程度。

taken on 2015-06-07, 06-20 #flowers #bract #foliage #Oregano #June










2014 season
プルケルム ('Pulchellum') より遅れて開花。(同じ鉢に混植なので環境に差は無い。)
苞 (bract) も (通常の) 葉もバーバラチンゲイ ('Barbara Tingey') より僅かに小形だが、葉には同様に毛が生えている。

バーバラチンゲイやケントビューティ ('Kent Beauty')、そしてこのパゴダベル、葉や花穂や花の色や大きさ、苞葉の色づき具合などは、育っている環境による個体差もあるので並べて比べてみないと単体での区別はほとんど不能。来期は同条件で育てようかな。

(以下同文)
鑑賞用オレガノは葉も苞葉も十字対生で、苞葉一枚に付き花被一つ、
シソ科特有の唇弁花で、筒状の萼と5裂2唇形。
咲き進むに従って花穂の先端が伸びて (苞の枚数が増え) 長く垂れ下がり、
若芽色の苞は、良く陽に当たると花と同じような色に色付く。

taken on 2014-06-19 #Flowers #Oregano #June

2015年6月22日月曜日

サルビア・グアラニティカ

Blue anise sage

流通名:メドーセージ (Meadow Sage)
学名:Salvia guaranitica
シソ科 Lamiaceae アキギリ属(サルビア属) Salvia
初めの 2年は花壇に地植え、生育が旺盛すぎて他の植物が日陰になってしまうので、挿し木苗をプランターに移植 (移植後5年目)、周年屋外、半日蔭。

2015-06-21 追記
今シーズンは晴れる日が少ないせいか、日の当たりにくい花穂はかなり間延びした花付きです。
それでも、例年の開花は7月ですから、今年はだいぶ早いです。

taken on 2015-06-21 #flowers #June


2014 season
葉は緑色だけど花茎と萼は黒緑、深い青紫色の花弁に紫色の雌蕊、
インパクトのある唇弁花で遠くからでもよく目立つ。
本来は常緑だが、東京の冬の寒さで地上部は枯れる (春に新芽が出るので心配はない)。

暑さや水切れには強く、挿し木で簡単に増やせる。
セージの類は地植えにすると大きく育ち地下茎で増殖、根が張るので狭い花壇では要注意。
パイナップルセージよりは少し小さ目。

taken on 2014-08-07 #Flowers #Sage #August

白花アガパンサス 蕾・花

Buds and Flowers of African White Lily / White Lily of the Nile

学名:Agapanthus africanus 'Albus'
ヒガンバナ科 Amaryllidaceae (旧ユリ科 Liliaceae) アガパンサス属 Agapanthus
北西向き庭、陶器鉢植え。

2015-06-21 追記
開花です。一番花は 19日雨の中で開き始め。
花被片は白ですが、薄青紫の基本種 (写真4) 同様、縦中央にラインがあり、そこだけマットな感じです。
不思議なことに、雄蕊の葯だけは薄い紫色 (花糸は白)。花粉はくすんだ暗い黄色で、約・花粉は基本種とほぼ同じ色合いです。


taken on 2015-06-21 #buds #flowers #Agapanthus #June















2015-06-18 追記
白花、もう少しで開花です。
同じ鉢に植えてある薄青紫色の、いわゆるムラサキクンシラン (紫君子蘭) は本日開花です (写真2)。

taken on 2015-06-18 #buds  #Agapanthus #June



2015-06-13
白花は5年ぶりぐらいの開花です。ほとんど日の当たらない隅っこに置いてあったのを昨夏に日当たりのよい場所に移動したお陰でしょうか。
葉や茎は薄青紫系のもの (写真4→) と変わりませんが、花被が白い他、小花柄が明るい緑色です。
また、花被が薄青紫のものは花序を包んでいる総苞片も少し紫色ががりますが (写真7)、
白花のは色が付かないので、総苞が開く前には白花かどうかが分かります。ただし、花芽が緑色のうちは全く区別がつきません(写真8 薄青紫タイプ)

taken on 2015-06-10, 06-13 #Buds #Agapanthus #June

参考 (2014 season):
アガパンサス (紫君子蘭) に萼はある?
Does African lily has a calyx ?
 http://achromaticjp.blogspot.com/2014/06/blog-post_21.html

←薄青紫タイプ→

2015年6月20日土曜日

ダルマノリウツギ (達磨糊空木) 末枯れ・葉芽・蕾・装飾花・両性花

Hydrangea paniculata 'Dharuma' (Dead flowers, Leafbuds, buds, ornamental flowers, true flowers)




学名:Hydrangea paniculata 'Dharuma'
アジサイ科 Hydrangeaceae (旧分類では ユキノシタ科 Saxifragaceae) アジサイ属
Hydrangea
西向きベランダ、プラ鉢植え、2014年秋購入 (#1)。

2015-06-16 追記
装飾花が下を向き (額咲きのアジサイ属はみなそうですが)、装飾花の萼が僅かに草色になってきました。うまく行けば段々に赤みが出て、秋に末枯れる前には美しい紅色が楽しめるのですが、異常に暑かったり長雨だったりで、自然放置ではなかなかうまく行きません。ノリウツギの系統は、いわゆるアジサイより日照りに強い (少なくともうなだれることは無い) ので強い日差しの中に放置しちゃうのですが、末枯れも楽しむのならもう少し優しい環境に置いた方がいいのかも。
taken on 2015-06-16

2015-05-30 追記
装飾花の中央の両性花 (稔性があるかどうかは別として) が咲き始めました。「本当の花」もまだ咲いていますが、早くに咲き終わった花の雌蕊の様子が変わってきました。
taken on 2015-05-30

2015-05-23 追記
開花後2~3日で花弁と雄蕊は落ちてしまいます。
taken on 2015-05-23













2015-05-20 追記
「本当の花」が咲き始めました。稔性があるかどうか (つまり、雌雄ともに蕊が生殖機能を有しているかどうか) は分かりませんが、外見上は両性ともそろっています。
全体に真っ白に見えますが、葯は淡くラベンダー色がかり、雌蕊の花盤はクリーム色で蜜を出して艶やかです。ほんのり甘い香りがします。






2015-05-18 追記
本当の花はまだ蕾なので「開花」とは言えませんが。
装飾花は一般的な額咲きアジサイより少な目で、萼は咲き始めは淡い緑白色、やがで白くなります。

ノリウツギの仲間 (Hydrangea paniculata) は、一般的なアジサイ (Hydrangea macrophylla) より開花時期が遅いそうですが、園芸品種は違うのかな?逆にかなり早いよね。


枝の先端だけでなく、その下の葉腋 (ようえき、葉の付け根の茎との境目) にも花が付く。

taken on 2015-05-16, 05-18 #buds #flowers #Hydrangea #May











2015-05-07 追記
装飾花の萼が開き始めました。

taken on 2015-05-07 #buds #May











2015-04-22 追記
花芽があがってきました。
深い緑のぽってりした葉は鋸歯が特徴的で、いわゆる額咲きアジサイや手まり咲きアジサイより小さく細長く、艶はあまりありません。

taken on 2015-04-22 #buds #foliage #April

2015-03-04 追記
不安になるほど小さな冬芽でしたが、無事に芽鱗を脱ぎ、黄緑色の葉身が見えてきました。

taken on 2015-03-04 #leafbuds #March










実を分解してみたけど種子らしきものは見当たらず、不稔だったのか?
枝の節々に小さな冬芽ができている。

taken on 2014-12-28 #deadflowers #Hydrangea #December









#1:購入時
ダルマノリウツギ (達磨糊空木) Hydrangea paniculata 'Dharuma'
http://achromaticjp.blogspot.jp/2014/09/blog-post_35.html

2015年6月19日金曜日

カルーナ 'クーパー' (タグ表記)

Calluna vulgaris 'Cuprea'

ツツジ科 Ericaceae カルーナ属 Calluna ヴルガリス種 Vulgaris の園芸品種

ルーフバルコニー、陶器鉢植え、5年目。

2015-06-15 追記
昨年よりかなり早い開花です。
花は下向きに咲きますが、下から撮ってみました。
2015-06-07 追記
蕾が膨らみ、先端が少し色付いてきました。

taken on 2015-06-07, 06-15 #buds #flowers #Calluna #ericaceae










2014 season

花期は夏から秋、やや紫がかった薄いピンク色。(ラベンダーというよりはアイリス)
赤茶色の雄蕊もかわいい。
夏の葉は黄緑 - 明るい緑色、冬 (12月中旬以降) には紅緋(べにひ) - 葡萄色(えびいろ) と変化する。

taken on 2014-07-20 #Flowers #Calluna #ericaceae #July

2015年6月17日水曜日

オレガノ 'バーバラチンゲイ'

Oregano 'Barbara Tingey'

学名:Origanum 'Barbara Tingey'
シソ科 Labiatae ハナハッカ属 Origanum
観賞用花オレガノ (Ornamental Oregano)
玄関ポーチ、ベランダ半日陰(屋根なし)など、鉢植え、6年目。
この鉢は、'ケントビューティー' ('Kent Beauty') と混植で、もうどっちがどっちだか分からない状態なのですが (#1)、葉や苞の先の尖がりがほとんど無いのと、理由は分からないけど 'バーバラチンゲイ' の方が優勢 ('ケントビューティー' は消えてしまった可能性も否定できない) ので、'バーバラチンゲイ' と推定。

茎や葉には長めの細毛が生えており、'ロタンディフォリューム' ('Rotundifolium') 'プルケルム' ('Pulchellum') 同様、葉には油点があります。

#1:'ケントビューティー' の花色や葉や苞の色は'バーバラチンゲイ' に比べてやや青みがあり、葉や苞は長めで先の尖がりがはっきりしています。(当社比)

taken on 2015-06-06, 06-16 #flowers #bract #foliage #Oregano #June

2015年6月16日火曜日

黒糖カリカリ梅 + 黒糖梅シロップ (カリカリ梅 その1)

Making Plum crisp with brown sugar

3.5〜4cm 以下の小さ目 (今年は4.5cm の大粒がたくさんなったので) の青味の多い梅はカリカリ梅にすることにしました。
カリカリに仕上げるには鮮度が命だそうなので、採ったら1日以内に作る!

青梅:1kg
塩:大さじ2分の一
黒糖:400g (3回に分けて使用) 甘さやや控えめ。







1日目
  1. 竹串でヘタを取り除いた青梅を水に4〜5時間浸し、水気を拭きとる。
  2. 青梅のなり口を中心して (種が縦になるようにして)、十字に 360度ぐるっと包丁で切れ目を入れる。切れ目を入れなくても実は割れるけど、見た目があまり良くないので。
  3. 切れ目の交差する点を上にして、しゃもじなどで抑えながら押しつぶすようにして実を割る、割ると言うより果肉を種からはがす感じ (写真2)。
  4. 種を取り除く。2.の切れ目を入れる手順を省略した場合は、包丁で縦に4つ割りする。
  5. 塩大さじ2分の一を切り分けた実の全体にまぶして10〜15分ほどなじませる。
  6. (漬けている間に果汁が上がって来ることを考慮して) 大きめのボールに、5.の実だけを移し (塩分により汁が多少出るが捨てる)
  7. 黒糖200g(1回目) を上から全体を覆うようにかけ (混ぜない)(写真3)、ラップをし冷蔵庫で保存。
  8. 少し経つと下に汁が溜まってくるので、ボールを回すようにして汁で少しずつ砂糖を溶かす。(一日に数回)
2日目 - 果汁が上がり黒糖は溶けている (写真4、最終日には実が隠れるほどになる)。
  1. 新たに黒糖100g(2回目) を上にかけて、冷蔵庫へ。たまに汁を回すのは1日目と同じ。

3日目
  1. 黒糖100g(3回目) を上にかけて、冷蔵庫へ。たまに汁を回す。 
4日目
  1. 黒糖が完全に溶けているので、酸味・青臭さが落ち着くまで半日〜2日 (加減はお好みで) 冷蔵庫で寝かす。
  2. 実と汁を分けて冷蔵庫で保存。黒糖カリカリ梅と黒糖梅シロップのできあがり (写真5)。 

黒糖でなく、砂糖でも同じです。風味や栄養価はともかく黒っぽい色がヤダな方は白いお砂糖で。
砂糖をなぜ3回に分けるのかな、溶けやすくじわじわ甘味が浸みこみやすいのかな。

4つに切ることで出来上がりが早くなるのだけど、手間はかかる。
切り分けなければ(種なし)だと1週間〜10日、丸ごと(種ごと)だと2週間以上。

カリカリ梅は出回り始めの真っ青な青梅がいいと言われるけど、多少黄色く
なり始めたぐらいなら大丈夫!

taken on 2015-06-11, 06-12, 06-13, 06-15 #fruits #harvest #梅 #June

2015年6月13日土曜日

ムラサキカタバミ (紫片喰)

Violet Woodsorrel
学名:Oxalis corymbosa DC.
カタバミ科 Oxialidaceae カタバミ属 Oxalis
ここ数年、お隣りとの境の擁壁の隙間から咲くようになり、その場所は毎年違う。周囲にむき出しの土がほとんどないので、勢力範囲を拡大することは叶わず、自然任せ運任せながら結構楽しみにしてる。
帰化植物。観賞用に導入されたものが野生化したそうな。

taken on 2015-06-11 #flowers #June