2015年8月26日水曜日

アジアイトトンボ ♂ (推定)

Damselfly


学名:Ischnura asiatica
イトトンボ科 Coenagrionidae アオモンイトトンボ属 Ischnura
ルーフバルコニーにて発見。初めて見た。

何処から来たのだろう。
このあたりは東京23区内の住宅地で、世代を超えて繁殖できるような池・沼・用水路の類は近くに無い。
アキアカネは台風の後の風に乗って大量発生したりするけど、この小さな糸トンボにそんな体力があるのかな。


taken on 2015-08-24 #insect #August

色が美しいのでカラーで。

トンボの腹は10節からなり、一番後ろの小さな節が10節目。アジアイトトンボは9節の全体が明るい青色。2節目の下側の鱗のような突起がトンボの♂(オス)が持つ副性器、なんてことは今回初めて知ったのであった。

2015年8月14日金曜日

ニオイバンマツリ (匂蕃茉莉) の花と蕾

Flower and Bud of Yesterday-today-and-tomorrow

学名:Brunfelsia australis
ナス科 Solanaceae ブルンフェルシア属 Brunfelsia
周年屋外玄関ポーチ半日蔭、陶器鉢植え、5年目。
2012年冬、西向きベランダから移動。

2015-08-11 追記
秋シーズンの開花です。
昨年とほぼ同時期。

taken on 2015-08-11 #flowers #August

2015-05-19 追記
5日ほど前から開花。今年は花付きが良く、紫~白まで各段階(経過日数)の色がそろいました。






写真3は開花直後。
花弁の根元、片側にだけ中心部を取り巻くように黄色のラインが入ります。まるでツキノワグマのようですが、昆虫をおびき寄せる何かの役割があるのでしょうか。

taken on 2015-05-16, 05-19 #flowers #buds #May














2014 season
右の写真は開花後1日半ほど経った頃、紫→藤色→白と日ごとに色が変わるのがこの花の特徴で、すでに薄紫色になっているのだけど、雨が当たったところが白点になっている。雨で漂白されてしまうのは、紫・ピンク系の花にはよくあること。
熱帯地域の原産のわりには寒さにも強く、厳寒でなければ冬場も葉は緑 (基本常緑)なのだけど、

この木は、今春の大雪に埋もれて葉が全部ダメになり心配しました。春に無事に芽吹き、今年の開花は例年以上にうれしい。良い香りです。

2014-05-19 #Buds #Flowers #May

2015年8月5日水曜日

一重ドクダミ・八重ドクダミ (蕺草)

Single-flowered and Double-flowered Houttuynia cordata


ドクダミ, ヤエドクダミ
学名:Houttuynia cordata (single) / Houttuynia cordata f. 'Plena' (double)
ドクダミ科 Saururaceae ドクダミ属 Houttuynia

2015-08-01 追記
(ウチの一重の) 実が膨らんできた。一見茶色く汚れたような色合いだが、それは枯れた雄蕊と茶色くなり始めた雌蕊の柱頭のせいで、実は緑色。秋には実も茶色くなって上部が割れて種子を放出するのだが、既に種子はできていた。ドクダミは三倍体で雄性不稔、普通はそのままでは種子はできないが、単為生殖によってクローンの種子を作るのだそうだ。
taken on 2015-08-01 #fruits #seeds #August

2015-05-30
白い総苞片と棒状の肉穂花序。
黄色い雄蕊3個と白い雌蕊一個 (柱頭は3裂) が一つの小花で花弁や萼は無い。












2015-05-28
ドクダミに八重なるものがあるのを初めて知った (写真4)。
肉穂花序の小花と交互に積み重なるようにつく苞葉がなんとも可愛らしい。葉の色や形に違いは無いようだ。苞は一重で斑入り葉の品種もあるそうな。

ウチのドクダミ、そろそろ刈り取らねばならないのだけど、もしこれが八重だったら。。。って、差別だ!とドクダミの声が聞こえてきそう。

taken on 2015-05-28, 05-30 #flowers #May

2015年8月3日月曜日

マンリョウ (万両) の蕾・花・実・実生苗

Buds, Flowers, Berries of Ardisia crenata





学名:Ardisia crenata Sims
ヤブコウジ科 Myrsinaceae ヤブコウジ属 Ardisia
東向き花壇、半日蔭 (午前中のみ日が当たる)。

2015-07-31 追記
実が膨らんできました。緑の地に黒っぽい斑点があります。この斑点は赤く熟しても残っているのですが、今のうちの方が分かり易いですね。

taken on 2015-07-31 #unripeberries #July



2015-07-10 追記
こちらは、実生3~4年目ぐらいの幼木。ウチの木の実ではなく、鳥さんが落として行ったもの。
午後の陽が良く当たる所に置いてあるせいか、こちらの方が葉が立派だが、まだ花は咲いたことが無い。









開花後2日ほどで落ちてしまう花。花弁と雄蕊がくっついたまま、落ちてから枯れて行きます。

taken on 2015-07-10 #deadflowers #seedling #July











2015-07-08 追記
開花です。
予想通り、昨年より10日以上早かったですね。

taken on 2015-07-08 #flowers #July #万両










2015-06-14 追記
蕾が膨らみ始めました。
今年もたくさん花は咲きそうで、昨年ほどの花数ではないとしても、竹の剪定の影響は最少で済んでいるのかも (2014 season 参照)。
けれども、開花時期は早まりそう。

taken on 2015-06-14 #buds #June #万両









2014 season

2015年8月1日土曜日

マルバシャリンバイ(丸葉車輪梅) 動き始めた冬芽・若葉・花・未熟果

Winterbuds, Leaves, Flowers and Unripe fruits of Yeddo Hawthorn


マルバシャリンバイ
学名:Rhaphiolepis umbellata var. integerrima (マルバを変種とする場合)
バラ科 Rosaceae シャリンバイ属 Rhaphiolepis
北東向き、プランター、実生4年ぐらい。鳥さんの落とし物。

2015-07-31 追記
実が太りはじめました。くすんだ緑色で毛がたくさん生え、完熟時とはずいぶん違っていますね。

taken on 2015-07-31 #unripefruits #July

2015-05-05 追記
花盛りになりました。4年目にして初の開花です(05-03)。萼や花弁の根元付近には毛が生えていますが、毛むくじゃらだった新葉の毛はだいぶ抜け落ちています。
黄緑色の雌蕊の柱頭は2つ、雄蕊の花糸が白い花と赤い花とがあるのは、時間の経過によるのか雌蕊が受粉したサインなのか個体差なのか、経過観察中。

2015-04-06 追記
毛むくじゃらの新葉が伸びてきました。まだ断定はできませんが、先は尖っているようですね。葉の側面に黒い点が並んでいるように見えるのが鋸歯になってくるのだろうか。



2015-02-22 冬芽
葉が広楕円〜卵形・倒卵形で全縁 (葉の縁に鋸歯(キョシ)がない)〜鋸歯があまり無いタイプ。
常緑だがたまに紅葉する葉があり美しい。新葉は毛むくじゃらだが、細毛は後にほとんど脱落する。


Rhaphiolepis umbellata (いわゆるシャリンバイ) を基本種とし、マルバや中間型などはその変種とされてきたが、最近は全て Rhaphiolepis indica (インディカ) の変種とされ、マルバも普通のも同一種内での変異とするのが主流。その場合、葉の形や樹高では区別せずシャリンバイの学名は Rhaphiolepis indica var. umbellata になる、ってことか。
実際この木も、葉の先がやや尖っている葉や鋸歯がある葉と無い葉が混ざっている。
混ざってると言ってもランダムではなく、最初の1年は全て丸葉、2年目に伸びた部分は鋸歯のあるタイプ、昨年(2014)の葉は丸葉、と交互にどちらかの形質が顕れてる (写真2)。さて今年の葉はどっちかな?

taken on 2015-02-20, 02-21, 04-06 #winterbuds #foliage #tree #February #April