2015年7月28日火曜日

チョコレートコスモス 'チョカモカ'

Chocolate cosmos 'Chocamocha'

学名:Cosmos atrosanguineus
キク科 Asteraceae コスモス属 Cosmos
ルーフバルコニー、テラコッタ鉢植え、4年目
その色と香りはまさにチョコレート。
開花期は初夏〜秋で、早ければ6月末には咲き始めるのだけど、思いっきり根詰まりで、今年の開花はだいぶ遅いし、花付きも悪い。

表と裏で全く質感の異なる花。
舌状花の花弁の表側はきめの細かいビロードのような質感、裏側は総苞片と同じようなメタリックな質感 (外総苞片は明るい緑色、内総苞片は花弁と同色)。
反射する光や透過する光の量、見る方向・角度によって色味が変わって見えるのだ。

taken on 2015-07-27 #flowers #July

2015年7月27日月曜日

ゴールデンモップ 実生

Golden Mop

学名:Chamaecyparis pisifera 'Golden Mop'
ヒノキ科 Cupressaceae ヒノキ属 Chamaecyparis
サワラ (椹、sawarapisifera) の栽培品種で、黄金色の細長い鱗葉が下垂する矮性種。
ルーフバルコニー、ウイスキー樽に素焼きの鉢を埋め込み、4年目(親株)。
実生苗は、親株の周囲にいつの間にか芽吹いて2〜3年目。
始めの1〜2年はサワラサワラらしさは全くなく、ヒノキのようで (写真2) 半信半疑だったが、今年、ようやくサワラらしい鱗片状の葉が出てきた (写真1)。
親株の方 (写真3) は、剪定したので今年は剪定し残した枝に花が咲いた程度だが、開花期は春、現在は緑色の球状の実(後日投稿)になり、 やがて秋には茶色い松かさ状になって種子が落下する (#1) 。

発芽率は 中程度(4〜5割ぐらい?)らしいが、15本以上あり、これらが全部ここで大きくなるには狭すぎるなあ。

taken on 2015-07-25, 07-26 #sprout #tree #foliage




#1:割れた実(2011-12-22) 
https://plus.google.com/u/0/photos/113053037231413309799/albums/5682111654455355265/5688817203283653138

2015年7月25日土曜日

ガクアジサイ '墨田の花火' 蕾・花・秋色

Hydrangea 'Sumidanohanabi'


西向きベランダ、磁器鉢植え、
2011 年花後に挿し木、2014 年花後に植え替え。
学名:Hydrangea macrophylla form. normalis cv. 'Sumidanohanabi'

アジサイ科 Hydrangeaceae (旧分類では ユキノシタ科 Saxifragaceae) アジサイ属

2015-07-24 追記
装飾花の大部分はとっくに枯れ落ちましたが、一部綺麗な夏虫色(なつむしいろ、緑白色、greenish white) になってきました。「本当の花」もやはり緑色(苗色)です。

アジサイは老化が始まるとアントシアニンが分解され色が抜けていきますが、元々アントシアニンがほとんど無い白花の品種は緑色になり、適度な陽に当てつつ強すぎる西日をカットすることで濃く綺麗な緑色になるそうです。梅雨入り前にベランダを覆うようにすだれをかけたのが良い遮光と程よい湿り具合になったようです。

夏の終わりごろから出荷される緑色のアナベル(白花品種) や秋色アジサイはそうやって作り出されるのですね。

taken on 2015-07-12, 07-24 #flowers #Hydrangea #July

2015-06-01 追記
青色の「本当の花」が咲き始めました。不稔花です。良く見るとほとんどが雄蕊(花糸も葯もブルー)ばかりで本数もまちまち。両性揃っている花はごく僅かで、構成として揃っていても生殖機能は不完全。


2015-05-29 追記
装飾花はほぼ満開です。花弁のように見える萼片は、咲き始めは白く、咲き進むと僅かに青味がかります。この頃は花は上向きです。

最盛期を過ぎると退色して再び白さが戻ってきます。その頃には装飾花の花柄が最長になって花が外側を向き、一番花火っぽく見える時かもしれません。





2015-05-18
混植していた他品種に押されて育ちが悪く、昨年は花が咲きませんでしたが、植え替え後初シーズンの今年は立派な花が咲きそうです。

taken on 2015-05-18, 06-01 #buds #flowers #Hydrangea #May #June

2015年7月22日水曜日

クロイロコウガイビル

Bipalium fuscatum

学名:Bipalium fuscatum
コウガイビル科 Bipaliidae コウガイビル属 Bipalium
植木鉢を動かしたら下から出てた。
未知との遭遇に動揺したが、特に珍しいわけではないそうだ。
クジラの尾びれのような頭を上下し、形があって無いような胴体の黒くぬめった感じが異様だが、恐ろしい生き物なわけでもないようだ。
それどころか、ミミズやナメクジ、カタツムリを捕食するのだそうで、益虫的な期待をして(ミミズを除く)、放置決定。

驚異の再生能力で有名なプラナリア(#1) と同じ扁形動物門ウズムシ綱ウズムシ目 (三岐腸目、Tricladida) に属し、やはり同じ能力を持つのだそう。
捕獲して実験観察する気にはどうしてもなれなかったが、
一生に一度のチャンスを逃した気もするw

#1:
(総称としての #2) プラナリアは、ウズムシ亜目(淡水生三岐腸亜目, Paludicola) 全般を指す。
コウガイビル科は、コウガイビル亜目 (陸生三岐腸亜目、Terricola)。

#2:
日本では、ウズムシ亜目サンカクアタマウズムシ科ナミウズムシ属のナミウズムシを指す場合が
多いそう。

taken on 2015-07-21 #creatures #July

2015年7月16日木曜日

ヘメロカリス (ニッコウキスゲ) 2015 花・蕾・未熟果

Hemerocallis cv. (Daylily)

ヘメロカリス (#1)
学名:Hemerocallis cv.
キスゲ科 Hemerocallidaceaee (旧分類:ユリ科 Liliaceae) ワスレグサ属 Hemerocallis
西向きベランダ、プラ鉢植え、3年目。

2015-07-15 追記
3週間に渡って次々と咲き続け楽しませてくれた花が終わり、一つだけ、実が膨らんでいました。
ヘメロカリスは実(種子)ができにくいとの情報もあるが、思いがけずプレゼントをもらった気分。
上手く実って種子が採れたらまた実生実験かw

花被と蕊は、萎んだ後半日ほどで自然に落ちるのだけど、授粉に成功した場合、
その直後の子房がどうなっていたのか見逃したのが口惜しや。

taken on 2015-07-15 #unripefruits #Hemerocallis #July

2015-06-18 追記
開花です。
2014 年より10日以上早い。

敢えて 昨年と同じ 正面から。
昨年はまだ APS-C でした。今のカメラにしてから11か月なんだけど、今年は植物界が1~2週間前倒しで来ているので、ほぼ1年分、フルシーズン撮っちゃった気がすんのよね~。植物は、どこで帳尻合わせてるんだろうか。

taken on 2015-06-19 #buds #flowers #Hemerocallis #June


205-6-19
2輪目。
1年で株数も増え、花穂も倍ぐらい出てる。これらの蕾が一斉に開けばさぞや見ごたえがあるでしょうけど、一日花なので順番に(^^)












2015-06-06
花穂が上がってきました。
昨年より10日以上早いかな。
さてしかし、うっかりしていたのだけど、例の地表に顔を出していた塊茎 (かいけい) が見当たらなくなってしまいました。混植してあるオーニソガラム・ウンベラタム の地上部が枯れる直前まではあったのだけど。。。さっさと植え替えればよかった(笑)

taken on 2015-06-01 #buds #Hemerocallis #June

#1:ニッコウキスゲ (日光黄菅) の園芸品種だが、正確なところは不明につき、
単にヘメロカリス(属名・流通名)としておく。

参考:
ゼンテイカ (禅庭花、ニッコウキスゲ)
学名:Hemerocallis middendorffii var. esculenta (エゾカンゾウの変種とする場合)
   :Hemerocallis dumortieri var. esculenta (ヒメカンゾウの変種とする場合)

2015年7月15日水曜日

ジャノメエリカ (蛇の目エリカ)

Flowers of Erica canaliculata

ジャノメエリカ
学名:Erica canaliculata
ツツジ科 Ericaceae エリカ属 Erica
周年屋外、西北向き、鉢植え、6年目。
例年12月中旬~下旬に咲き始め、年を越して3月頃まで長く咲き続けます。

2015-07-12 追記
例年、蕾が視認できる (参考:葉の長さ 0.5-0.6cm) ようになるのは8月です。
開花が遅れた年 (#1) はありましたが、こんなに早く蕾が上がってきたのは初めてです。



taken on 2015-07-12, 07-15 #buds #erica #ericaceae #July

#1:
ジャノメエリカ (蛇の目エリカ) 2014 春
 http://achromaticjp.blogspot.jp/2014/03/blog-post_3828.html

2014 シーズン

2015年7月14日火曜日

ヨウシュヤマゴボウ (洋種山牛蒡) 蕾・花・実

Bud, Flowers and Berries of Pokeweed


学名: Phytolacca americana
ヤマゴボウ科 Phytolaccaceae ヤマゴボウ属 Phytolacca
別名:アメリカヤマゴボウ
ルーフバルコニー、ビニールポット植え。
アシタバのプランター畑にアシタバと一緒に芽生え育ち。5月からは独立のポットに移植。

2015-07-12 追記
子房が十分に膨らんだ頃、淡紅紫色だった花穂の軸や花柄、そして白っぽかった萼片は、まるでインクを吸い上げていくかのようにマジェンタに染まる。萼片よりも大きくなった緑の子房とのコントラストは強烈だ (#1)。
葉が黄色くなり始めるころ、赤紫のインクはさらに吸い上げられ充填されて、濃さを増す。
心皮の集まる中心(合生心皮の中心軸)から各心皮の縁へ、そして子房の全体が暗紫色に染まる頃には、つるんとした球体になり、外側からは10個の心皮の区切りが無くなってしまったように見える。

このヨウシュヤマゴボウの紫色はベタシアニン(ピンク~赤紫色)の一種、ベタレイン系の色素で、同様な色のアントシアニンを持たない目・科の限られた植物のみが持っているのだそう。
オシロイバナ科のオシロイバナやブーゲンビリア、スベリヒユ科のマツバボタンやスベリヒユ、アカザ科のホウレンソウやビート、など。
ベタシアニンはアントシアニンと共存することはなく、またアントシアニンと違って青色の色素を持たない。青色のオシロイバナを見たことないわけだw

taken on 2015-07-12 #fruits #berries #weed #July

#1:Magenta
http://colorsquest.blogspot.com/2015/06/magenta.html

2015-06-01 追記
花が咲き始めた。咲き進むと穂は立ち上がる。
5枚の白~淡紅紫色の花弁に見えるものは萼。花弁は無い。萼が開いた時には濃い緑色の子房が膨らんでおり、1~2日先に咲いた花穂の下の方の花の子房はもう大きくなっている。子房が10個の心皮に分かれているということは雌蕊も10本に分かれているはずね、そこまで撮れてないけど。雄蕊は10本。





2015-05-24
子葉はアシタバのモノとよく似ていました(笑)。その後の違いは歴然で、紅い茎はもしや、と思っておりましたが、花穂を見て確信。
新しい培養土に八丈島で購入した種蒔きと同時にビニール温室にしていたので、何処から来たのかは不明。
ご近所にもいっぱい生える雑草だけど、八丈島産だったらいいなあ、なんて特にわけも無く。

taken on 2015-05-24, 06-01 #buds #flowers #weed #May

2015年7月13日月曜日

塩漬けカリカリ梅 (カリカリ梅 その2)

Making Crispy plum pickles


今年、ウチの豊後梅はとてもできが良く、大粒(4cm 超え)の実は梅干と梅酒に、3.5〜4cm 以下の小さ目の青味の多い梅はカリカリ梅にすることにしました、その2。

カリカリに仕上げるには鮮度が命だそうなので、採ったら1日以内に作る!(#1)

・梅:1kg (多少黄色に熟し始めていても OK、但し、樹上での話)
・自然海塩:120g〜100g (冷蔵庫で保存するので 100g でいいかも)
・卵の殻:3個分 (砕いて乾かしたもの。できるだけ薄皮を取った方が梅酢が濁らないが、神経質にならんでもヨロシ)
・ガーゼ、茶こし袋(お茶パック) など(卵の殻を包むため)
・重石:500g (食品用ポリ袋に水を入れたもの、など)
・消毒用ホワイトリカー:少量

砕いた卵の殻をガーゼ等で包む
2015-06-11 収穫・塩漬け
自然海塩
  1. 梅は2〜3時間、水に浸けておき、その後、洗ってヘタを取り、水気を切っておく。
  2. 卵の殻は、食事に使用した時に捨てないで洗って取っておき、梅をあく抜きしている間に準備する。(写真2)
  3. ホワイトリカーでビンと梅を消毒後、乾かしておく(または水気を拭き取る)。
  4. ビンに、塩→梅、の順に重ねて入れ、(下から)2段目ぐらいにガーゼに包んだ卵の殻を載せ、最後に残りの塩を振る。
  5. 落し蓋代わりかつ空気にできるだけ触れないようにするために、梅の表面にラップを敷き詰め、
  6. 重石を載せて、密封する。
そのまま1ヶ月ほど冷蔵庫で保存
  • 数日で梅の上まで梅酢が上がって来るが、梅干作る時より重石が軽いので、上がりきらない場合は2週間ぐらいでビンを移し替えて上下を入れ替え、たまにビンをゆすって常に梅が濡れている状態にする。
  • カビ防止であると同時に酸(梅酢)による脱水作用効果を高めて早く漬かる。
  • また、ゆすることで塩分濃度が均一になりまんべんなく漬かる。
1ヶ月後
2015-07-13
1ヶ月後に重石を外し、できあがり。

#1:
塩漬けに卵の殻を入れることで、殻のカルシウムが果物に含まれるペクチンの溶解性を低下させ(ゲル化)、
ペクチンがしっかり果実の細胞を繋ぎとめて果肉が柔らかくなるのを抑制し、カリカリに仕上がる。
甘く漬ける場合 (砂糖・ハチミツなど) は、糖分の保水作用によってペクチンと水分を適度に分離させるので、特に凝集剤のようなものは不要でカリカリになるのね。

ところが、熟しすぎたものや収穫後時間が経って追熟が進んだものは、すでにペクチンの分解も進んで細胞自身の強度や細胞同士の繋がりが弱まりカリカリにならない、
と言うわけなのね。

taken on 2015-07-13 #fruits #harvest #梅 #July






2時間ほど水に浸けて塩抜き後、水分を拭き取ってハチミツに浸したもの ↓
Salted crispy plum pickles with honey

2015年7月12日日曜日

アジサイ 初夏の剪定

Hydrangea Pruning in early Summer

もう少し退色の美を楽しみたかったけど、長雨で一部花ガラが痛みはじめたので、カビに由来する病気におかされ葉が見苦しくなる前に剪定することにしました。

・花が咲くのは1年枝
・1年枝は2年枝の脇芽から伸びる

来年の2年枝は今年の1年枝、つまり花が咲いた枝(#1)なので、花ガラの下、脇芽が伸びる所よりも上で切らなければ、来年花が咲く枝が出ず、花が咲かないことになる。

写真2の様にすでに脇芽が出ている枝は分かり易い。
写真2は2節目の上で切ったが、2節目にも3節目にも脇芽ができている場合は、脇芽が大きい方の上で切る。
この写真で言えば、もう一つ下の節で切ってもいいわけだ。

脇芽がまだ見えてない場合も多いから、「花後の剪定は脇芽ができるであろう2節目の上(1節目と2節目の間)、または、2節目と3節目の間を目安にする」、と言うのが花後の剪定の定石なわけだ。

ただし、花が末枯れ始める (花の色がまだ残ってるぐらい) の頃、(開花時期にもよるが) 遅くとも7月中旬までに切らなければならず、時期が遅れると、花芽になるはずの芽が花芽として充実できず、葉芽に変わってしまうので花が咲かずに葉の付いた枝だけ伸びることになる。
もし、時機を逸してしまったら、葉が落ち始める頃花芽が確定するまで (#2) 待つか、切らずに放置、翌春蕾を確認してから枯れた花の枝先を切るかのどちらかにする。

昨年 (#3)、
  • 実を採取するまで置いてから切ったせいで、今年花が咲かなかったのがこれ(額咲きアジサイ)
  • (挿し木用枝を確保しようと欲をかいて) 切りすぎてしまったために花が咲かなかったのがこれ(手まり咲き"フラウ ミチコ") で、まだ小さいけど、脇芽ができ始めているから、このまま放置で来年はきっと大丈夫(写真3)。
  • 時期は中途半端ながら、傷んだ花ガラと背の高すぎる古枝と長年放置され入り組んだ枯れ枝のみを整理、一年枝を残すように剪定したのがこれ(手まり咲きアジサイ)。実際、今年は花が咲かないことも覚悟はしてたので、花の喜びは格別(笑)
taken on 2017-07-10, 07-12, #deadflowers #sprout #pruning #Hydrangea #July

#1:
今年花が咲かなかった枝は1年枝なので、同様にその脇芽が来年伸びて花を咲かせるわけで
基本的には切らないが、樹形を整えるために切りたい場合はやはり、葉が落ちてから脇芽を確認しつつの剪定がベスト。
だが、今のうちにそれ以上その枝が伸びるのを止めかつ花を咲かせたい(翌年花枝が伸びた長さがちょうど良いと想定する)なら、やはり一番上だけ切ればいいのだろう、ということで、今年実験することにした。
花を剪定した枝には目印を付け(写真4)、それ以外の若い枝に剪定の跡があれば、前年は花が咲かなかった枝なわけ。(別品種の枝が入り組んでしまったので、タグの色でそれを見分ける目印でもある。)

#2:
花芽分化が始まるのは9月下旬、確定するのは10月中(目安は気温 18℃)、まだ葉がある内ではないかと思う。その頃、葉芽と花芽の差を判別できる自信があれば10月中旬に剪定しても良いと思うが、葉がほとんど落ちた頃の方が脇芽や枝ぶり(細い枝や内側に曲がった枝、枯れ枝など) が見やすいし確実。

花が咲かなくてもいいから伸びすぎた枝を切り詰めたいなら、2年後に伸びるであろう花枝の長さを考慮した分、目標とする長さから差し引いて切ればいい。

#3:
額咲き紫陽花の稔性花の蒴果(さくか)
http://achromaticjp.blogspot.jp/2014/09/blog-post_13.html
"フラウ ミチコ"
http://achromaticjp.blogspot.jp/2014/06/blog-post_4.html
手まり咲きアジアイ - 捨てる神拾う神 植え替え
http://achromaticjp.blogspot.jp/2015/06/blog-post_3.html
https://plus.google.com/u/0/113053037231413309799/posts/RHU8CKRg6iA (花色変遷)

2015年7月10日金曜日

セダム 銘月

Sedum Adolphii (Adolphi)


学名:Sedum Adolphii
ベンケイソウ科 Crassulaceae マンネングサ属 Sedume

周年屋外、ルーフバルコニーのサンルーフの下、プラ鉢、2年目
夏は黄味がかった明るい緑葉、新葉はオレンジがかったピーチ、冬期は葉の全体の黄味が増して縁は柑子色(こうじいろ)〜オレンジに紅葉する。
葉の付き方(ロゼット)はあまり密ではない。暑さに弱いわけではないが、色が薄いせいか強い日光には弱く、これも昨夏に葉焼けして一部傷んでしまった上に、梅雨入り後の日照不足で徒長気味。


黄麗 (× Graptosedum 'Golden Glow') の親ではないかとの説もあるが定かではない。
黄麗ほど角張った感じは無くその分厚みも少ない、葉に艶がある。
成長はゆっくり目で仔吹きも少ないが、単体で見るより群生している方が見ごたえが
ある気がするので増殖させたいな。

taken on 2015-07-08 #foliage #succulent #sedum #July

2015年7月8日水曜日

グラプトセダム 黄麗 / セダム 黄麗 仔吹きと帯化(綴化)

Fasciated × Graptosedum (sedum) Golden Glow

前から見ると帯化が分かる
流通名:月の王子、黄麗
学名:× Graptosedum 'Golden Glow' / × Sedum Adolphii (Adolphi)
ベンケイソウ科 Crassulaceae グラプトセダム属 Graptosedum / マンネングサ属 Sedume
周年屋外、ルーフバルコニーのサンルーフの下、プラ鉢、2年目
やや黄味がかった葉色が特徴。寒さと陽によく当たることで、ややオレンジがかる。
成長が早く、良く仔を吹く。
黄麗はメジャーでありながら出自がはっきりとは分からないようだ。
裏側は一本の茎
徒長気味なのは梅雨の日照不足
色味の似ているメキシコ原産の「セダム 銘月 (Sedum adolphii)」と何か、もしかしたらグラプトペタルム属の何かとの交雑種ではないか、とも考えられているようで、海外サイトでは × Graptosedum 'Golden Glow' と言う記述が目立つ。
が、Sedum adolphii の一般名も Golden Glow と言っているようで、やっぱりよく分からない。
最近の分類では、Graptopetalum と Sedum の掛け合わせを × Graptosedum (クラプトセダム属) とする傾向らしい。
確かに、葉の形状と強健さ、成長の早さはグラプトペタルムの血を引いているような気がする。

taken on 2015-07-05, 07-08 #foliage #fasciation #succulent #sedum #July

2015年7月7日火曜日

コゴメガヤツリ (小米蚊帳吊)

Rice flatsedge

学名: Cyperus iria
カヤツリグサ科 Cyperaceae カヤツリグサ属 Cyperus
ルーフバルコニー、3階の高さなのだが、こういう雑草はいったいどこからやって来るのだろう。やはり、鳥さんたちによる伝播なのだろうか。
直径10〜30cm の鉢に落ちる確率ねぇ。。。最も怪しいのはカラスで、枯れ枝のみならず、発泡スチロールや鉢に付けてあるタグでさえかじったり引っ張り抜いたりする、その際に羽に付いた種子が落ちるのかも。



小花の鱗片の緑色の中肋の先は尖らない。
(尖って突き出ていればカヤツリグサ)
小穂(しょうすい) は軸である枝穂に沿うようについてあまり広がらない。
(広がっていればカヤツリグサ)
数本の花穂の根元の3枚の葉は苞葉。

taken on 2015-07-05 #flowers #weed #July

2015年7月3日金曜日

アジサイ実生、かもしれない

Seedling Hydrangea (if so..)

さて、この (#1) 続き、実生実験です。
この木や別所から採取した種子、と言っても小さすぎてほとんどゴミとの区別がつかないので、蒴果を破って出てきた中身、または千切ってそのままを底面給水鉢の鉢土の表面にばら撒いておいたのが昨年、2014年9月半ば〜10月のこと。
全く変化の無いまま水遣りのみ (#2) で放置、記録が無いので正確には分からないが、5月に入ってから小さな小さな芽がたくさん出てきた。
以後順次、経過を追記します。


2015-07-02
この鉢に混植しておくにはそろそろ限界なので、そろそろ移植しなければ。














2015-06-24
出芽時点では雑草かアジサイかの判別は不可能だったので写真は撮ってないが、根元に子葉が残っている株があるので参考に (写真 右端)。
さらに後から出芽した別の鉢の様子。中央の枝はその後6月に挿し木したもの。


2015-06-20
鉢から溢れるほどに急速に成長。一番下の株のみほぼ無毛で、冬芽から目覚めた新葉に似ている。













2015-06-10
本葉が2〜3組になり、アジサイであってもおかしくは無い特徴 (#4) が出てきた。
が、一株を除いて葉の表面や茎に毛が生えている (#5)ので別物である可能性もある。










#1:
額咲き紫陽花の稔性花の蒴果(さくか)
Capsule fruits of fertile flowers of Hydrangea
http://achromaticjp.blogspot.jp/2014/09/blog-post_13.html

#2:
その後に余ったゲイソーリーザ (#3) の球根を 10月末に植え、花を楽しんだので、何もない土に水を遣るより気分的に楽でした。小さな子葉が出芽したのは、ゲイソリーザが咲き終わり (地上部が) 枯れてから。

#3:
Geissorhiza
http://achromaticjp.blogspot.jp/search/label/Geissorhiza

#4:
やや肉厚の葉は対生、先端は鋭く尖り基部は円形〜広い楔形、葉縁には大きめの鋸歯、側脈は羽状で葉縁に達しない。

#5:
葉の表面にも粗毛が生えるアジサイ属には、ヤマアジサイ、タマアジサイ、ノリウツギ、カシワバアジサイなどがあるが、いわゆるガクアジサイ・セイヨウアジサイは葉裏の葉脈上以外はほぼ無毛。

taken on 2015-06-10, 06-20, 06-24, 07-02 #seedling #sprout #foliage #Hydrangea #June #July

2015年7月2日木曜日

ビロードスズメ(天鵞絨天蛾) の幼虫 擬態中

Larvae of Rhagastis mongoliana mimics a Snake

学名:Rhagastis mongoliana
スズメガ科 Sphingidae ホウジャク亜科 Macroglossinae 属 Rhagastis

胴体にはヘビそっくりの模様と眼の紋があり、「眼」のあるあたりは盛り上がっており、平常時は胴体に比べて頭が細長い。
この写真は、頭・胸を下向きに丸め、盛り上がった腹と合わせて蛇の頭の形状を作り出し、威嚇のポーズをとっているところ。いえ、幼虫自身が威嚇してるのではないのです
が。


ブドウ科がお好きらしく、ヘンリーヅタ (#1) が丸坊主に近い。
少し前から、木の下に粒状のものがたくさん落ちるようになって、
すぐに「フン」だと気が付けば良かったのだが、迂闊であった。
近くには、ナツヅタヤブガラシもあるので、そっちに行ってもらいたい。

taken on 2015-07-02 #insects #July

#1:ヘンリーヅタの花・紅葉・実
Flowers, Berries and Autumn leaves of Chinese Virginia creeper
http://achromaticjp.blogspot.jp/2014/10/blog-post_71.html