2015年2月25日水曜日

デンドロビウムの高芽の花芽

Flower Buds of Dendrobium



デンドロビウム マイ プリンセス ストーリー '吉備伝説'
Dendrobium My Princess Story 'Kibi Densetsu'
ラン科 Orchidaceae セッコク属 Dendrobium (ノビル系, D. nobile)
千原宣彦・千原鹿野氏による登録品種。

2015-02-25 追記
親株よりだいぶ遅れて開花、数日前に満開になりました。予想より遅かったのは、置き場所の差、特に夜間の気温の差かもしれません。
この写真の株は、昨年は花を付けず、バルブがじっくりと充実したおかげで、花が一回り大きく花弁が肉厚で色も良く出ています。
というより、他の株のバルブの育ちが充分でなく、花が小さくなってしまったのでした。

taken on 2015-02-25 #flowers #Dendrobium #February

一昨年末に高芽を採取して植えつけたもの (#1)。最早高芽ではないけどね。親株の方が花芽の分化が早かったので、これよりもう少し大きい。
一度花が咲いたバルブには花は付かない、正確に言うと、バルブではなく節。前年に花が付かなかった節には花が付く。この写真では、一番下の節のもう一つ下に昨年花が付いた。
室内取り込みは 昨年12月21日。

taken on 2015-01-12 #buds #Dendrobium #January

#1:2014-01-05:
http://achromaticjp.blogspot.jp/2014/01/blog-post_5.html

2015年2月10日火曜日

白梅の蕾 (盆栽) 開花、そして落花

White Japanese apricot (Early flowering type (Bonsai))


ウメ (梅)
学名:Prunus mume
バラ科 Rosaceae サクラ属 Prunus
早咲きの盆栽、西向きベランダ、8シーズン目。

2015-02-09 追記
開花から18日、花弁が散りました。









いつを持って開花とすべきか分かりませんが、蕊が見えるくらいに花弁が開いたのは昨日、2015-01-21 の雪降る朝。
冷たい雨が降ろうとも、着実に時を刻む。

taken on 2015-01-22, 02-09 #buds #flowers #deadflowers #梅 #January #february







開花中の様子:
白梅 (盆栽) 蕾から花へ
Flowers of White Japanese apricot (Early flowering type (Bonsai)) http://achromaticjp.blogspot.jp/2015/01/blog-post_29.html

2015年2月7日土曜日

ハオルチア・レツーサ (推定) 花穂・蕾・花

Buds and Flowers of Haworthia retusa (estimated)


品種の詳細不明 (cultivar unclear)
ススキノキ科 Xanthorrhoeaceae ツルボラン亜科 Asphodeloideae (または、ツルボラン科 Asphodelaceae、アロエ科 Aloaceae ユリ科 Liliaceae)
ハオルチア属 Haworthia
南向き出窓、ガラス鉢・プラ鉢など、5~6年目

2015-02-06 追記
今年も花の季節がやって来ました。
細く柔らかい花穂は一株一本、一番上の葉の間から 30cm 以上も伸びるので直立できず。
鱗のように重なっているのは苞葉で、蕾(花)一つに付き一枚、穂が伸びきると、蕾を展開させさらに伸びます。
花は下から順に咲き、花被片は6枚で下部は合着、半透明の白地に明るい緑のストライプ (先端はやや赤みを帯びます) が入ります。
萼片は無く、というより、萼片と花弁が未分化、外花被3枚と内花被3枚なのかな、そうユリ科の一般的な特徴ね。
植物学上の分類はまだ確定されていないのだけど。
葉の先は、日光を多く取り込めるような角度と半透明な組織で、レンズのようです。

昨年植え付けた子株 (#1) はまだ若いので花は咲きません。

taken on 2015-01-28, 02-04, 02-06 #buds #flowers #foliage #Succulent #February

#1:発根した子株 (Roots)
http://achromaticjp.blogspot.jp/2014/01/blog-post_27.html


2014 season
taken on 2014-02-07 #Flowers #Succulent #February

2015年2月6日金曜日

ヒメコウゾ (姫楮) または コウゾ (楮) (実生) 葉・冬芽

Broussonetia kazinoki or Broussonetia Kazinoki × B.papyrifera (Winter buds, Leaves)

学名:
ヒメコウゾ:Broussonetia Kazinoki
コウゾ:Broussonetia Kazinoki × B.papyrifera
クワ科 Moraceae コウゾ属 Broussonetia

2015-02-04 追記
冬芽 (Winter buds)
現在の樹高;約 20cm、冬芽の幅:約 0.2cm

側芽 (枝の途中にある冬芽) でヒメコウゾかコウゾ (ヒメコウゾとカジノキの交雑種説が主流) か判別する方法として (#1)

1.「ヒメコウゾは無毛、枝に圧着、コウゾは有毛で、枝から離れている、」と一般には言われてるけど、図鑑やネットの写真を見ても、完全にツルツル・枝にピッタンコは意外に少なくて。

2.ヒメコウゾ・コウゾ・カジノキ (Broussonetia papyrifera) のうち、円形の葉痕 (枝に葉柄がついていたあと) の変形が一番少ないのがヒメコウゾらしい。

3.維管束痕 (水分や養分が通る管が維管束で、葉痕にその断面を見ることができる) に関しては、比較検討できるほどの情報が無いので保留。
(ヒメコウゾは多数が輪状に並ぶ、カジノキも多数、コウゾは、前2種よりは少ないようだが?)

さて、この写真の木はどっち?
わからなければ「コウゾ」と言っておけば、まあ、間違いにはならない。

コウゾが雑種である以上、親のどちらの形質を多く受け継ぐかは生まれ育ってみるまでは未知、
雑種の雑種もありうるだろうし、さまざまなバリエーションがあってしかるべきなのである。親のはっきりしない実生であればなおさら。
判断に迷うようならどっちよりの形質が多いか書いときゃいいの。

ところで、この実生の小さな木の親ですが、私はご近所の大きな木だと思い、
その実がヒメコウゾっぽかったので、この木は仮にヒメコウゾだとしていたのだけど、
最近になって、親木は本当はどれなのか、そしてご近所のあの木はなんだったのか、
疑問が出てきたのです。その話はまた今度。

#1:花が咲けばまたそれなりに考察ができるのだけど、この木はまだ3年経つか経たないかなので
当分花は咲かないでしょう。ちなみに、ヒメコウゾは雌雄同株、カジノキとコウゾは雌雄異株だが、
コウゾに関しては結実は稀との文献や雌雄同株との情報もあり、やはり変種はかなり多そうで、
コウゾを独立の品種として確立するのは容易ではなさそう。遺伝子レベルでの解析しかないかな。

taken on 2015-02-04, 02-06 #winterbuds #February


2014-07-20
いつの間にか、放置してあるポットから発芽。
路地を隔てたお隣にあるヒメコウゾの木の実が運ばれてきたのだろうか(#1, #2)。
明るい緑色の葉は互生、基部は浅い心形で、基本的には左右均一ではないゆがんだ卵形だが、深く2〜3裂するものも多い。葉の縁には鋸歯がある。
若い枝や葉の縁、葉脈にそって細かい毛が生えているのでざらざらした質感。
同属のカジノキと良く似ているが、

ヒメコウゾは葉柄(ようへい)が 1cm 以下と短いので区別できるそう。
コウゾは、カジノキとヒメコウゾの交雑種とされるがヒメコウゾとの見分けは困難だそう。
花期は春、初夏に長いトゲトゲの生えた朱色の実がなります(#2, #3)。

taken on 2014-07-20 #Foliage #July

右の花の写真は葉のよく似たキレハブソウ、別所にて見つけたもの。

キレハノブドウ (切葉野葡萄)
学名: Ampelopsis glandulosa var. heterophylla f. citrulloides
ブドウ科 Vitaceae ノブドウ属 Ampelopsis
既に早く咲き終わった実は青白く膨らんでいる。やがて紫へと変化するが、この過程の彩りが美しい。
幹の基部は木質化し、葉は互生、基部は心形で深く3〜5裂するが切れ込み方は一様ではない。
葉の縁には鋸歯がある。葉の裏面の葉脈上に毛が生えているが表面は無毛らしい(未確認)。
集散花序だがブドウのような房状にはならない。花は淡緑色の5弁花。
taken on 2014-07-17

#2, #3
https://plus.google.com/113053037231413309799/posts/hXrr56Sd7k6
https://plus.google.com/113053037231413309799/posts/2dhZiSBjZnR