2016年3月21日月曜日

ユスラウメ (桜桃,山桃桜,梅桃) 実生 3年目

Prunus tomentosa - 3rd year (seedling)

ユスラウメ
学名:Prunus tomentosa
バラ科 Rosaceae
サクラ属 Prunus
ニワウメ亜属 Subgenus Lithocerasus
西向きベランダ、プラ鉢、実生3年目。

2016-03-21 追記
弁化した雄蕊 (the Petaloid stamen)

2016-03-19
朝には七厘、まさに催花雨。






2016-03-18 22:50 pm
初咲きは一厘。
夕方に見た時は開花は翌日かなと思ったのだけど、
夜になって雨の中咲き始め。
Flash はキライだが初咲きの喜びに抗しきれず。
人と同じで花もいきなりフラッシュたかれたらびっくり顔になる。植物も夜には夜の顔があるのだが。。。


















2016-03-18 12:11 pm
天気次第で開花まで1~2日かな。
















2016-03-16
側枝の頂芽も開き始め。























2016-03-10
花芽・葉芽・側枝は90度ずつずれながら4つで主枝周りを一周する。











ここまで来れば、花芽と葉芽の区物がはっきりする。蕾はこの時点ではけっこう濃いピンク色だが、だんだん淡い色合いになっていく。















2016-03-06
頂芽 (主枝)















中央が葉芽で両脇が花芽に違いない。3年で花は咲くまいと油断していた。動き始める前の冬芽を撮ってくべきだった。

萼片・葉・一年枝(前年に伸びた部分)は毛むくじゃら。よく比較されるニワウメとの相違点、その2。









2016-02-27
そろそろ休眠から目覚めるころ。
樹皮の避け方・艶はもう一人前。
よく比較されるニワウメとの相違点である。













taken on 2016-02-27, 03-06, 03-10, 03-16, 03-18, 03-19
#buds #flowerbuds #leafbuds #flowers #foliage #ユスラウメ  #February #March

実生 2年目 2nd year
 http://achromaticjp.blogspot.com/2015/10/blog-post_15.html

実生 1年目 First year
 http://achromaticjp.blogspot.jp/2014/11/blog-post_10.html

2016年3月16日水曜日

イヌコハコベ (犬小繁縷)

Lesser chickweed

学名:Stellaria pallida
ナデシコ科 Caryophyllaceae
ハコベ属 Stellaria
ヨーロッパ原産の帰化種。発見が1978年、和名が付いたのが1980年、と新しい。

花弁がない無弁花で、閉鎖花(cleistogamous flower)、よって、自家受粉(self-pollination)する。
萼片の基部に赤紫の斑紋がある。
基部の葉には葉柄があり、先端部の葉は無柄。
茎は赤紫を帯びる。
種子はコハコベより小さく、明るい色。

萼片が開く場合 (写真2の左上と中央やや下) や、萼片の基部に斑が無い場合もある。

taken on 2016-03-06 #flowers #weed

See also:
20150113 コハコベ (小繁縷), (Chickweed, Stellaria media)
http://fieldfesta.blogspot.com/2015/01/20150113.html

2016年3月15日火曜日

セデベリア 樹氷

学名:XSedeveria 'Soft Rime'
ベンケイソウ科 Crassulaceae
セデベリア属 XSedeveria
屋外半日蔭、厳冬期のみ室内の窓辺。
これも昨年秋の頂き物。仔吹いたり頂部で分枝したりするがどちらかというと直立型。
(下段の写真は頂いた直後に撮影)

XSedeveria (セデベリア属) というのは セダムとエケベリアの交配種 (Sedum x Echeveria) らしいが
「樹氷」に関しては、日本で交配されたらしいという憶測だけでその出自は定かではなく(明らかにされておらず)、登録名と学名、流通名が正しく結びついていない。
Sedeveria 'Silver Frost' / Sedeveria 'Juhyo' などと言う流通名は「樹氷」まんまのイメージには違いないが、誰かが言い出せばそれが蔓延するのがNET社会。こことて同じではあるが。

International Crassulaceae Network記述(#1)を信用するならば、
Sedum morganianum x Echeveria spec. ('玉綴り'とエケベリア属の何か(#2) の交配種) で、
学名は、xSedeveria 'Soft Rime' である。

葉色は、白緑(びゃくろく)色(青みがかった薄い緑色)〜Spray green だが、冬期はやや黄味がかって裏葉柳(うらはやなぎ)色、葉先は淡く赤紫がかる。
明るいオレンジ色の花らしいが、それは今後のお楽しみ。

#1:
xSedeveria 'Soft Rime'
http://crassulaceae.net/xsedeveriamenu/39-xSedeveriacv/1114-xsedeveria-soft-rime

#2:
学名に用いられる記号「spec.」とは、その属に含まれる種であることを示す。
(国際植物命名規約(International Code of Botanical Nomenclature)による命名規則)

taken on 2015-10-22, 2016-03-02 #foliage #Succulent

2016年3月10日木曜日

オランダカイウ (和蘭海芋)

Calla lily
流通名:カラー、湿地性カラー、エチオピカ
学名:Zantedeschia aethiopica
サトイモ科 Araceae
オランダカイウ属 Zantedeschia
周年屋外、西向きベランダ、夏場はすだれで遮光、プラ鉢、2年目。

2016-03-10 追記
開花は8日。さすがに寒暖を繰り返すこの時期、葉柄から抜けきるまでに苞葉が開いてしまった上に張りがあまり無いのだが、(肉穂の根元部分の) 雌花をリベンジ撮影。(肉穂上部の) 雄花の開花は数日後になる。詳細は 2015年の開花時を参照のこと。
2016-02-27 追記
1月17~18日の大雪の後、葉はだいぶ枯れてしまいましたが、その後は気温の高い日が何日かあったせいか、枯れて黄色くなった葉柄の間から新芽が飛び出してきました。

一般的に、日本での開花時期は3月下旬~7月頃とされているけど、温暖であったり室内で気温が確保されていれば周年開花するのだそう。

taken on 2016-02-27, 03-10 #buds #flowers #spadix #spathe #February #May
2015-09-20 追記
湿地性のカラーは乾燥には弱いので、鉢植えの場合は受け皿などに水を張っておくと良い、って各所でアドバイスされています。旅行中のことも考えてそのようにしていたら、生育旺盛で根が回ってテラコッタ鉢が割れました。葉も3倍ぐらいの大きさに成長。花後に植え替えたのだけど、もっと大きい鉢でも良かったのかな。

いくら水が好きでも日本の夏の高温多湿は根腐れの要因になりやすいので通気性の良いテラコッタにしていたのだけど、今回はとりあえず一回り大きいプラ鉢に緊急移植。植え替え・株分けの適期は3~5月らしいけど。

taken on 2015-09-20 #roots #September
2015-05-08 追記
仏炎苞が大きく開き、肉穂の黄色も濃くなって、白い花粉がたくさん出てきた。初めチューブから押し出されるようににゅるにゅる糸状、やがてレースの様に肉穂を覆い尽くす。
雌花の全盛期を撮り逃しちゃったので、開花時の雌花らしき突起を(写真2、肉穂の根元)。来年リベンジだ!


















父がベランダで育て、脇芽を株分けしたものをもらってきました。
品種の詳細は不明。まだ若いので心形の葉・花とも小さ目。
非常に水分を好むので、渇きの激しい夏場のかんかん照りの中には置けないし、かと言って土中が高温多湿になると根腐れしやすいので、置き場所思案中。
今まで明るい日陰で育ってきたので、ウチの環境に慣れるまで日中は室内かな。

白いのは仏炎苞 (spathe) と呼ばれる苞葉で、その中心にあるのが花 (肉穂花序, spadix)で、肥大した花軸上に柄の無い小花が並んでつく。肉穂の下部に雌蕊 (雌花)が付き、上部の大部分が雄蕊 (雄花)。
今日苞が開いたばかりで、現時点ではまだ開花はしていない (生殖の準備が整っていない)。

同じサトイモ科のスパティフィラムも肉穂花序。

taken on 2015-05-04, 05-08 #flowers #spadix #spathe #May

2016年3月6日日曜日

原種系チューリップ ポリクロマ

Tulipa polychroma

学名:Tulipa polychroma
ユリ科 Liliaceae
チューリップ属 Tulipa
冷暖房の無い廊下の窓辺、グラス水耕栽培
花芽付き球根を購入

チューリップは傾熱性で、温度が低いうちは花被片は閉じているが、
温度が上がるにつれて大きく開く。全開するのは自然なことなのに、
半開きのカップ型が当然のような数々の絵や写真に、子供の時から騙されてた気がする。
ポリクロマは小型で花茎も分枝して花数が多いせいか、全開するのが待ち遠しい気にさせてくれる。

外花被片3枚、内花被片3枚、それぞれの根元に合着して雄蕊6本
6枚の花被片の表は白で中心部はくっきりした黄色、裏側中央のラインは内外花被片ともにオリーブ色だが内花被のラインはやや青みがかる。
外花被は舟形だが、内花被は広卵形で切れ込みが入る場合もある。

taken on 2016-02-26, 02-27, 03-04 #buds #flowers #deadflowers #February #March




10日ほど日中夜間開平を繰り返して開花期間は終わる。
チューリップは、水耕栽培の場合は、花後に土に植えても来シーズンの球根を作る余力は無いそうだけど、花茎を摘み取って花壇に植えて見た。さてどうなるか。

開花前日の蕾 (2116-02-21) Buds on the previous day of flowering
tulipa (Lovely buds series)