今年、ウチの豊後梅はとてもできが良く、大粒(4cm 超え)の実は梅干と梅酒に、3.5〜4cm 以下の小さ目の青味の多い梅はカリカリ梅にすることにしました、その2。
カリカリに仕上げるには鮮度が命だそうなので、採ったら1日以内に作る!(#1)
・梅:1kg (多少黄色に熟し始めていても OK、但し、樹上での話)
・自然海塩:120g〜100g (冷蔵庫で保存するので 100g でいいかも)
・卵の殻:3個分 (砕いて乾かしたもの。できるだけ薄皮を取った方が梅酢が濁らないが、神経質にならんでもヨロシ)
・ガーゼ、茶こし袋(お茶パック) など(卵の殻を包むため)
・重石:500g (食品用ポリ袋に水を入れたもの、など)
・消毒用ホワイトリカー:少量
砕いた卵の殻をガーゼ等で包む |
自然海塩 |
- 梅は2〜3時間、水に浸けておき、その後、洗ってヘタを取り、水気を切っておく。
- 卵の殻は、食事に使用した時に捨てないで洗って取っておき、梅をあく抜きしている間に準備する。(写真2)
- ホワイトリカーでビンと梅を消毒後、乾かしておく(または水気を拭き取る)。
- ビンに、塩→梅、の順に重ねて入れ、(下から)2段目ぐらいにガーゼに包んだ卵の殻を載せ、最後に残りの塩を振る。
- 落し蓋代わりかつ空気にできるだけ触れないようにするために、梅の表面にラップを敷き詰め、
- 重石を載せて、密封する。
- 数日で梅の上まで梅酢が上がって来るが、梅干作る時より重石が軽いので、上がりきらない場合は2週間ぐらいでビンを移し替えて上下を入れ替え、たまにビンをゆすって常に梅が濡れている状態にする。
- カビ防止であると同時に酸(梅酢)による脱水作用効果を高めて早く漬かる。
- また、ゆすることで塩分濃度が均一になりまんべんなく漬かる。
1ヶ月後 |
1ヶ月後に重石を外し、できあがり。
#1:
塩漬けに卵の殻を入れることで、殻のカルシウムが果物に含まれるペクチンの溶解性を低下させ(ゲル化)、
ペクチンがしっかり果実の細胞を繋ぎとめて果肉が柔らかくなるのを抑制し、カリカリに仕上がる。
甘く漬ける場合 (砂糖・ハチミツなど) は、糖分の保水作用によってペクチンと水分を適度に分離させるので、特に凝集剤のようなものは不要でカリカリになるのね。
と言うわけなのね。
taken on 2015-07-13 #fruits #harvest #梅 #July
Salted crispy plum pickles with honey |
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