2015年6月26日金曜日

シロタエギク 'シリウス' / ダスティーミラー・シリウス 花・奇形花

Cirrus Dusty miller (flowers, fasciated flowers)

学名:Senecio cineraria 'Cirrus'
キク科 Asteraceae キオン属 Senecio
ルーフバルコニー、陶器鉢植え、降りポット、3年。
昨年まで花が咲いたかどうかの記憶が無いのだが。。。
黄色い舌状花・筒状花とも黄色い花弁に黄色い蕊、いかにもキク科らしい花で、同属の 'シルバーダスト' (S. cineraria 'Silver Dust')(#1) とは葉の形状が違うのみかと思いきや
'シリウス' の方が舌状花の花弁が太く7〜9枚 (#2)、'シルバーダスト' は12枚で華奢なせいか筒状可が目立つ。


良く見ると、蕾を見ると分かり易いが、小花の並んだ隙間にも葉を覆う細毛と同じような毛が生え、また、それとは異質な真っ直ぐで長い毛 (鱗片) も見られる。

taken on 2015-06-20 #buds #flowers #foliage #June








通常の葉は縁に切れ込みのある卵形 (右手前) だが、花軸に付く葉は切れ込みの深い 'シルバーダスト' の葉のようになります(左上奥)。

一般名ダスティーミラー (Dusty miller) は、S. cineraria 全体に与えられた呼称で、同属の 'シリウス'('Cirrus'), 'シルバーダスト'('Silver Dust') の他に 'シルバーレース'('Silver Lace') もある。







新葉 (Yoing leaves) taken on 2012-07-12















#1:シロタエギク 'シルバーダスト' (白妙菊) の花と蕾 (2014)
  Flowers and Buds of Dusty Miller
  http://achromaticjp.blogspot.jp/2014/05/blog-post_716.html

#2:舌状花の数が一定でないのは、この花序全体に異常が見られるせいかもしれない。

左は帯化 (たいか、Fasciation) した花。写真1の下部、中央やや左寄りに上から見たところが写っている。
下の写真では、小花 (舌状花と筒状花) の子房が集まっている総苞に守られた部分から別の花序が出ている。奇形ながら開花時には舌状花も筒状花もあったのだが、害虫に食われてしまったようだ。

帯化・奇形化の要因は、ホルモン異常や遺伝的な何か、細菌・ウイルス感染や虫・ダニなどによる傷害などがあるらしいが、この花の場合は後者である可能性が高いので、他の鉢への影響を考えて、この撮影の後、強剪定を実施。

taken on 2015-06-22, 06-25 #flowers #fasciation


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